7、鍼灸整体の極意、教えます。
ここでは最も上手な鍼灸、整体のかかり方についてお話します。
多くの人は体のどこかが痛んだり、こったり、眠れなかったりと、
何らかの異常を自覚してから、病院に行こうか、治療院に行こうか
と考えて、どちらかに行くことが多いでしょう。
しかし、病院医療と東洋医療の最も異なる点は受診する時期、タ
イミングです。一言で言えば、鍼灸整体は病前の医療、西洋医療は
病後の医療ということができます。
私は人の健康状態には健康、半健康あるいは半病気そして病気の
3つのステージがあると考えています。
現代社会は例えば、長時間パソコンを使用する仕事や昼夜が逆転
した生活環境(タクシードライバーや看護師など)あるいは様々な
精神的ストレス(仕事、対人関係、近所の騒音、ゴミの収集日を守
らない人、ゴミの不法投棄をする人、犯罪の増加など)によって病
気ではないが健康ともいえない体の不快感、不全感(肩こり、目の
疲れ、消化不良、不眠、入眠障害、手足の冷え、鬱傾向など)を訴
える半健康人が多いように思います。
病名が付く病的状態であれば検査をして異常がでますが、半健康
人が病院に行って血液検査やMRIなどの画像検査を行っても異常は診
止められず、「異常ありません。気のせいでしょう。」などと言わ
れて終わりです。
「病院で異常なしと言われたのに、体が辛い。どうしたらいいのだ
ろう・・・。」こういう人たち(半健康人、半病人)にぜひ鍼灸、整
体を受けていただきたいのです!
つまり、病院は検査で異常が見つかって(病気)から治療すると
ころで、治療院は検査しても異常はない、しかし、体が辛い(半健康
人)、言い換えれば「これ以上放っておくと、本当に病気になっちゃ
うよ。」という人が治療をするところと言えましょう。
老荘思想の中に「大事は小事のうちになせ」という言葉があります。
この言葉を私はよく火事に例えて説明します。
つまり、家で火災が発生したときに、「まだそんなに燃えてないか
ら、もう少し燃えてから消そう。」という人はあまりいないでしょう。
大火事になる前に消し止めるほうが良いに決まっています。
しかし、これが自分の体になると「ちょっと痛いけど、まだ、大丈夫
だろう。」「もう少し痛くなったら、治療に行こう。」と考え、結果と
して病気(大火事)になってしまうのです。
「未病治」(いまだ病まざるを治す)。
「病気になる前の半健康人のうちに治療しましょう。そして、病気に
ならない健康な体作りをしましょう。」これが鍼灸、整体など東洋医療
の極意です。